外出先から自宅のパソコンを操作する 6

外出先から自宅のパソコンを操作するための設定を行いました。ここではその設定方法を備忘録としてまとめています

Windows VPN設定

Windows 10およびWindows 11でのVPN接続設定手順を以下に示します

Windows 接続の追加

VPN接続設定を表示します

設定 > ネットワークとインターネット > VPN > VPNを追加(VPN接続を追加する)
Windows10の場合
Windows11の場合

以下の情報を入力します

VPNプロバイダーWindows(ビルトイン)
接続名(任意の名前)
サーバー名またはアドレス自宅ホームゲートウェイのIPアドレス
サインイン情報の種類事前共有キーを使ったL2TP/IPsec
事前共有キー(ホームゲートウェイに設定した事前共有キー)
サインイン情報の種類ユーザ名とパスワード
ユーザ名(オプション)(ホームゲートウェイに設定したユーザー名)
パスワード(オプション)(ホームゲートウェイに設定したパスワード)
Windows10の場合
Windows11の場合

Windowsから接続する

接続設定から接続します

設定 > ネットワークとインターネット > VPN > (接続名)

右下の通知領域クリックでも接続可能です

Windows10の場合
Windows11の場合

iOS VPN接続の追加

外出先のiPhoneから自宅のホームゲートウェイにVPNで接続する設定です

iOS VPN設定

NTTのホームゲートウェイでは「L2TP」プロトコルでVPN接続します。

設定 > 一般 > VPNとデバイス管理 > VPN構成を追加
タイプL2TP
説明(任意の名前)
サーバ IPアドレス
アカウント(ホームゲートウェイに設定したユーザー名)
RSA SecurIDoff
パスワード(ホームゲートウェイに設定したパスワード)
シークレット(ホームゲートウェイに設定した事前共有キー)
全ての信号を送信 off

iOSから接続する

外出先からインターネット接続できている状態でVPNをONにすれば接続できます

設定 > VPN

Android VPNで自宅へ接続する

現在、Android 12以降のデバイスでは「L2TPプロトコル」が利用できなくなっています。そのため、今回の構成ではAndroidデバイスでVPN接続を行うことができません。

Androidの現状

Androidで現在利用可能なプロトコルは「IKEv2」のみです。

もし自宅のホームゲートウェイが「IKEv2」に対応すれば、それを利用して接続設定を行うことが可能です

Androidが将来的に再び「L2TP」をサポートする可能性は低いと考えられます