外出先から自宅のパソコンを操作するための設定を行いました。ここではその設定方法を備忘録としてまとめています
Windows VPN設定
Windows 10およびWindows 11でのVPN接続設定手順を以下に示します
Windows 接続の追加
VPN接続設定を表示します
設定 > ネットワークとインターネット > VPN > VPNを追加(VPN接続を追加する)
以下の情報を入力します
VPNプロバイダー | Windows(ビルトイン) |
接続名 | (任意の名前) |
サーバー名またはアドレス | 自宅ホームゲートウェイのIPアドレス |
サインイン情報の種類 | 事前共有キーを使ったL2TP/IPsec |
事前共有キー | (ホームゲートウェイに設定した事前共有キー) |
サインイン情報の種類 | ユーザ名とパスワード |
ユーザ名(オプション) | (ホームゲートウェイに設定したユーザー名) |
パスワード(オプション) | (ホームゲートウェイに設定したパスワード) |
Windowsから接続する
接続設定から接続します
設定 > ネットワークとインターネット > VPN > (接続名)
右下の通知領域クリックでも接続可能です
iOS VPN接続の追加
外出先のiPhoneから自宅のホームゲートウェイにVPNで接続する設定です
iOS VPN設定
NTTのホームゲートウェイでは「L2TP」プロトコルでVPN接続します。
設定 > 一般 > VPNとデバイス管理 > VPN構成を追加
タイプ | L2TP |
説明 | (任意の名前) |
サーバ | IPアドレス |
アカウント | (ホームゲートウェイに設定したユーザー名) |
RSA SecurID | off |
パスワード | (ホームゲートウェイに設定したパスワード) |
シークレット | (ホームゲートウェイに設定した事前共有キー) |
全ての信号を送信 | off |
iOSから接続する
外出先からインターネット接続できている状態でVPNをONにすれば接続できます
設定 > VPN
Android VPNで自宅へ接続する
現在、Android 12以降のデバイスでは「L2TPプロトコル」が利用できなくなっています。そのため、今回の構成ではAndroidデバイスでVPN接続を行うことができません。
Androidの現状
Androidで現在利用可能なプロトコルは「IKEv2」のみです。
もし自宅のホームゲートウェイが「IKEv2」に対応すれば、それを利用して接続設定を行うことが可能です
Androidが将来的に再び「L2TP」をサポートする可能性は低いと考えられます